お知らせ
10月13日(木) 第139回グランドプラザカジュアルワイン会
2022/10/1210月13日(木)は第139回グランドプラザカジュアルワイン会です。
今月の赤ワインはイタリア南部プーリア州にフォーカスしました。
いわゆるブーツのかかとにあり、オリーブオイル、トマトの生産量は同国トップ。
アドリア海、イオニア海から揚がる魚介類も豊富で農耕も盛んです。
ワインの生産はギリシア時代から活発で同国2番目に多く
ネグロアマーロやプリミティーヴォなど土着種が有名。
日照量が多いため積算温度が高く、肉に最適化された
フルボディの赤ワインが主体となります。
現地では肉屋さんが経営する路上レストランが
夜になると開設されるとの事。プーリアの赤ワインが必須ですね^^
●ドイツ ゼクトブリュット・ヨーゼフビファー
日本人女性、特岡史子さんはダイデスハイム大学を卒業後、
25年以上ドイツに居住している醸造家で同社の社長です。
スティルワインで15か月、ゼクト(スパークリング)では60か月以上もの
長いシュールリー期間によって旨みを追求した造りを行います。
畑やブドウの個性を引き出すため天然酵母での発酵を主体にし、
綺麗な酸とピュアな果実味に溢れた味わい。
辛口 品種:年によって異なるため非表示。
●スロバキア/トカイ地方・オムショベ
世界三大貴腐ワインで知られるトカイ地方ですが
実はハンガリーだけでなくスロバキアにも僅かに産地があり
14世紀から続くセラーは文化財に指定されています。
本作は貴腐ワイン用の品種をドライに仕上げたものですが
少し甘みもあります。火山性土壌のミネラル、キレイな酸、
果皮由来のタンニン、貴腐の芳香など個性的な白ワイン。
白ワイン やや辛口 品種フルミント60%、リポヴィナ40%
イタリア.プーリア
●モンテ・テェーザ チンクエ・ノーチ
生産地はイタリアの南部プーリア州のサレントとムルジェ、海抜200-400m。
プリミティーヴォ種の起源はクロアチア原産の
ツーリエンナーク・カーステラーンスキー種とされ
カリフォルニアのジンファンデルとDNAは同じです。
熟したブラックチェリーやプラムの香りにスパイスのニュアンス。
本作はジューシーさだけでなく渋みも残した造りで
一般的な甘めのプリミティーヴォとは少し違うかもしれませんが
温度が上がると奥の方に果実を感じとれます。
赤ワイン 品種プリミティーヴォ フルボディ
イタリア プーリア
●アンギウリ・ドネート・ネロディトロイア
標高350mの丘陵地帯カステル・デル・モンテに位置。
ムルジェ台地と称される石灰質土壌で栽培され、
南部ながら冷涼地のニュアンスも兼ね備えています。
丁寧な手摘み収穫後ソフトプレス、野生酵母で10日間発酵。
深みのある色彩を呈し、アルコール度も高くタンニンも豊富。
凝縮感のある個性的な果実と旨味があります。
温度が上がると少しチョコレートぽさも感じるので
ゴクゴク飲むのではなく、しっかり味わって飲んでくださいね。
赤ワイン 品種ネロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア)フルボディ